脇の甘い日常

プログラミング関係のお仕事ネタや、チャリ、マラソン、トレランなどの趣味ネタを書き綴っていこうと思います

サブスリーを目指そうと思う

ラソンの用語にサブスリーというのがある。この意味は42.195Kmのフルマラソンを3時間切って走ること。達成できるのは全ランナーの3%程度と言われている。

今まで、ちょっとだけ気になったことはあったのだが、本格的に目指そうという気は起きなかった。だってキツそうだから。

 

だが、50才を前にして、そろそろチャレンジしとかないと年齢的に一生無理だろうなというのと、工夫してトレーニングすればそんなにキツくないのじゃないかという気づきあり、目指してみることにした。そのきっかけになったのが、愛読しているこのブログ

 

護身術に学ぶ | 信州最速プロジェクト

 

この中で書かれてた次の一文にビビっときたのだ。

 

「レース中に苦しい場面が訪れたときにどのように対応するか」ではなく、「レース中に苦しい場面が訪れないようにする」

 

これだと思った。

目標は最小限の労力で楽しくサブスリー達成。

苦しんで、もがいて、最後の力を絞り切ってのサブスリーではなく、マイペースを刻んでいくと結果的にサブスリーだったという状態が理想だ。そういうスタイルにダンディズムを感じる。

 

というわけでサブスリーまでの記録を残すため用のブログを新設しようと思ったのだが、はてな無料版の個数制限にひっかかってしまったので、本ブログで記録していこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトウェアエンジニアはマジでサポート業務を体験すべき

個人で公開しているアプリのユーザが数がいい感じで伸びてきている。

が、良いことばかりではない。というか実際、かなり辛い。

 

どういう事かというと、自分のアプリが検索の上位(1番か2番目くらい)にくると、今までと違ったユーザ層にリーチするようになる。そのユーザ層の違いに悩まされているのです。

 

検索の下位にあるアプリをわざわざ、ダウンロードするユーザさんは、言ってみれば。かなり「デキル」ユーザさん。少なくとも自分の理想のアプリ像が頭の中にあり、アプリの説明を読んで自分に合うと思ってダウンロードするか、自分に合ったアプリを見つけるまで試行錯誤を続けていることが想像できる。

対して検索の最初に出てきたアプリをダウンロードするユーザさんは、そういった事をせずに、最初に出たからといった理由で選んでいる可能性が高い気がする。

 

そう、この説明を「読む」ことや「試行錯誤」することは、当たり前なようで、実は当たり前では無いことを、自らサポート業務をする中で思い知らされた。

例えば、ヘルプの1ページの中でAという機能とBという機能を解説していたとする。

すると結構な数のユーザさんがAという機能を使おうとして、AからBまで操作してしまうのです。

ちなみにAとBは全く正反対の機能で、日本語が正しく読めていれば、Bは操作しないはずだけど、そうはならない様だ。あげくの果てには星2個の評価とともに不具合としてレビューを書き込まれる事になる。

これは誰が悪いかというとユーザさんでは全く無く。AとBを1ページにまとめてしまった自分が悪い。情報を詰め込みすぎた自分が悪い。

AとBは誤解の無いようにページを分けるべきだなのだ。これはアプリのUIにも同じ事が言える。

 

このような事はアプリの開発だけしていると気づけない。自らサポート業務をする事で身に沁みて理解できる。

ソフトの開発してる人間って実は世間的にはスーパーマンだと思うんですよ。周りにそんな人ばかりだったら、世間一般の読解力のレベルとかは絶対に想像できない。

なので、ソフトウェアエンジニアはマジでサポート業務を体験すべきだと思います。

 

あと、タイムリーにこんな記事を読みました。

headlines.yahoo.co.jp

 

もう、全面的に同意ですね。世の中は広いです。いろんな人たちで溢れています。

自分の周りで見えてるものだけが「世界」だと思ってたらダメだなと反省しました。

 

そう言えば前にも同じような記事を書いてたな。

この時より、さらにひどくなってる気はするが、、、

wakiama.hatenadiary.jp

 

オープンソース活動==就職活動?

日々、オープンソースには本当にお世話になっている。

で、たまに思うことがある。この世知辛い世の中で、なんでこんなにボランティア精神に溢れる人が多いんだろう?

 

そこそこの時間は使うだろうに、何をモチベーションにしているのか。

以前は、純粋に自分が欲しいものを作って、それをオープンソースしていい感じに広げたいって動機がメインなのかと素朴に思っていたが、最近ではオープンソース活動が実は就職活動の一環になってるんじゃないかという気がしてきていた。

 

そんな中、さきほど目にしたブログがこちら。

tango-ruby.hatenablog.com

 

この記事を書いてる方はベルリングでスタートアップを立ち上げてる日本人だが、英語圏への転職で書類選考に通る確率を上げるには、Githubでのオープンソース活動が良いと書いておられる。

なるほど、いくらでも「盛り」ようがあって検証が難しい業務履歴書よりは、オープンで目に見える実績が役に立つということか。たしかに有名どころのオープンソースに貢献できていたらオっとなるかも。

 

そういえば全くの偶然なのだが、ちょっと前に初めてgithubオープンソースをあげてた。それがこちら。

github.com

 

今は組み込み関係のお仕事をしているのだが、シェルの無いリアルタイムOSなので、デバッグ用にシェル的なものが欲しいと思って作ったもの。

C言語で実装されたシンプルなシェルプログラム、名づけてnano-shell。

機能もシンプルで、プロンプトを出す、入力されたコマンドをパースしてargc,argv[]スタイルの引数で登録されたコールバックを呼び出すだけのもの。

githubにも自作シェル的なものは多くあるのだけど、かなりの大作だったり、依存関係が多かったりと、ざっくり見て気軽に使えそうなものが無かったので作ってみた。

 

別に海外就職の野望とかがあるわけじゃないのだが、自分が仕事で使える汎用的なものを上げとくと便利そう思ったのが動機。

 

行過ぎた自動化の先にあるのものは?

最近、やたら増えた気がするものがある。

自動清算機だ。

ちょっと前はスーパーの片隅に1台あるくらいだったのが、だんだんとその勢力を増している。よく行くレンタルDVD屋はフル自動清算になった。ユニクロはまだだが、近くのGUは基本、自動清算のセルフレジになってしまった。そういえばガソリンスタンドは、もはやセルフじゃないとこを探すほうが難しい。

  

それで気になったことがある。

低価格が生命線な業界については今後もこの流れは加速していきそうだが、そうなると世の中から「簡単なお仕事」ってのが、相当減ってしまうのではないだろうか?

 

すこし前に読んだ「AI vs 教科書が読めない子供たち」によると、中高生の3割が基本的な読解力も身についてないらしい。この子達は将来どんな仕事につくのだろう?

失業? 先進国では日本の若者の失業率は低いほうみたいだけど、今後さらに自動化が進んだらどうなるんだろう。

 

失業率の悪化と犯罪率の増加は相関があるらしいが、自動化によって直接的なコストは下げられても、失業保険やら犯罪対策やらで社会的なコストは増加しちゃんじゃなかろうか。

AIブームでさらなる合理化が進んでしまいそうな世の中だが、ほどほどにしといたほうが社会全体としては合理的なんじゃないかと感じる今日この頃なのです。

 

 

 

Netflixの海外ドラマ(非米国製)

 

 最新、Netflixの海外ドラマにはまっている。

海外ドラマといえば米国や韓国が主流なんだろうけど、Netflixではかなりマイナーな国の作品も扱っている。というかNetflixオリジナルとして製作している。

 

最近見たのはデンマークの「The Rain」とブラジルの「3%」。

「The Rain」は死の雨が降ってきて、それに触れるとウィルスに感染して死んでしまうという設定で、その原因を作ったとおぼしき主人公の父親を探すお話。

「3%」は世界のほとんどの人はスラムに住んでいて、プロセスという試験を突破して選ばれた3%になるとハイテクなセレブ生活が送れる島に行けるという設定で、シーズン1はそのプロセスをめぐるドラマ、シーズン2はプロセスを破壊しようとする組織と体制側?との間で翻弄される主人公達のドラマだ。

 

とにかく脚本が良い。俳優も無名な人ばかりなのだが、なかなか見せてくれる。あと、あまり人が死なない。これは偏見かもしれないが米国製のドラマはとにかくよく人が死ぬし、やたらと過激。リアルでも銃でばんばん人が死ぬ国なので、派手にやんないと刺激にならないのかもしれないが、オッサン的には疲れるのだ。でもこれらのドラマはじっくりと話しが進み、しっかりとストーリーを堪能できる。

それと吹き替えで使っている英語がわりと平易なので、英語の勉強にもちょうど良かったりします。オススメです。

 

雑なアップデートは非難を浴びる

先日、公開中のアプリをアップデートした。

いい感じの機能が出来て、旧来の機能はそれで補えるだろうということで、軽い気持ちで旧機能を削除してしまった。

とすると、どうだ。かなりの数のお怒りのメールと共に、アプリの評価が下がってしまった。まだ★の数に影響するほどではないが、最近の評価は上がる一方だったので大ショックである。

 

メールをくれたユーザさんに聞いてみたことろ、旧機能には自分が全く予想していなかった使い方があり、それは新しい機能では補えないものだったことが明らかになった。

結局、その使い方ができるような修正を行うことにした。

 

改めて今後のために、ユーザさんが現在利用中のオプションを全て把握できるような仕組みを組み込んでみた。その結果を見ると、今回影響を受けたユーザさんは全体の3%ではあったが、この1年でかなりユーザさんが増えたので3%でも結構なボリュームになる。これでは迂闊な機能削除や仕様変更は出来ないと思った。

 

競合アプリのレビュー欄を見てもUI変更などをした日には、「前のが良かった!」という書き込みで溢れいてる。それが良い方向であったとしても変化を嫌う人は一定数居て、ユーザ規模が大きくなるとその数も無視できないものになる。これは心すべきだなぁ。

 

 

 

電卓ができません

今リリースしているアプリに電卓的な機能がある。電卓といっても入力する金額の四則演算ができる程度なのだけど、さきほどユーザさんから「電卓ができません」とサポートメールがあった。この前後に文章はない。ただこの1行のみ。

まるでGoogle先生に問い合わせているみたいだ。

 

以前は、ほとんどの質問がしっかりとした文章だったのだが、最近、アプリのユーザ数が大きくなってからは、このような「1行質問」が増えてきた。

ユーザが増えるとは、いろいろなレベルの国語力を持ったユーザさんを相手にしなければならないんだと痛感した。

 

で、本題の「電卓ができません」という質問だが、当然この情報だけではどうにもならんので詳しく教えてくださいと返信した。

これまでの経験では、だいたい半数くらいはここで回答が無く終わってしまう。面倒になったのだろう。

 が、今回はちゃんと回答が返ってきた。

 

 「かけ算、足し算が出来ません」

 

うーん。一歩前進だがまだ分からない(笑)

この後、何回かのやりとりを重ね、やっと問題が見えてきた。

ひとつは掛け算の計算過程を表示するときに*を使っていたこと。

xではなく*だったのが混乱を招いていたらしい。

何の迷いもの無く*を使っていたよ(笑) 

パソコンユーザなら自然に理解してくれるだろうが、スマホオンリーの人にとっては確かに「打ったものと違う!」となるだろう。

ここは改善したい。

 

もうひとつの問題点は「=」ボタンが無いことだった。

スペース的に「=」を配置する場所がなかったので、ボタンサイズを小さくして詰め込むよりは、「+」ボタンを押せばその時点での計算結果は表示されるし、問題ないと考えていたのだが、これが大甘だったようだ。「+」で結果を表示させるという発想はなかなか出ないみたい。これも改善が必要だ。

 

そういえば昨日読んだ記事は絶妙なタイミングだったなと思い出した。

ユーザ目線で考えて、迷わせないUI設計を心がけたいものだ。

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