脇の甘い日常

プログラミング関係のお仕事ネタや、チャリ、マラソン、トレランなどの趣味ネタを書き綴っていこうと思います

日本の企業は役にたたない事に時間を使い過ぎている

これは良い記事。 

simplearchitect.hatenablog.com

 何度か大企業に入ってお仕事する機会があったけど、ほんとビックリするほど、何の役にも立ちそうにない事に時間をかけている。 

 

毎日、1時間以上かけて行う進捗会議とか(しかも佳境になると1日2回!)、やたらと細かい障害報告とか、初チャレンジな技術なのにプロトタイプ作らずにいきなり詳細設計書してしまうとか、挙げだすとキリが無い。 

 

この記事で書かれている「偉い人」の存在はなるほどなと思った。自分がお仕事で関わった日本の大企業は「偉い人」に向けて仕事をしている。残業も休日出勤も、やたら分量はあるが中身がスカスカな設計書も、そのボリュームによってしか評価できない偉い人に「頑張ってる感」をアピールできるのだ。そして毎日開催される進捗会議も各階層に存在するチームの2,3割を占める「偉い人」の仕事を創出するために必要なのだ。 

対して米国の企業は管理者も技術者も対等な立場で、管理職というお仕事をしている同僚という意識なんだとか。この違いは大きいなと思った。

 

昔は「偉い人」は本当の意味で偉い人だったのかもしれないが、すくなくとも日進月歩のIT業界で「偉い人」は直ぐに「偉かった人」になってしまう。偉くない人が偉い立場に居るのが問題なのだ。その辺の綻びが、今のシャープ問題とかで出てきてるんだろう。これはシャープだけの問題じゃ無い気もする。 

 

そういえば独立するまでお世話になっていた零細企業はかなり米国に近いやり方で、フラットな組織で極力無駄を省いていた。この点では生産性はむちゃくちゃ高かった。でも新技術にチャレンジし過ぎで、儲かっては無かったが(笑)